【海外転職】英語力不要?アジアへの海外就職が僕を変えたこと

「ワーキングホリデーに行きたい」
「いつかは英語を使って海外で働いてみたい」
特に1度社会人を経験した20代後半からはこれでいいのか、と将来について悩む時期。
僕も20代中盤で迷いながらも勢いで海外に飛び出したうちのひとりです。
東南アジア・フィリピンで就職して10年がたちました。
退職した今だからこそ、海外就職・海外転職について本音を語ります。
目次

1. 海外就職した理由
▼思考停止した人生を送っていた僕に海外へ出る決意をさせたこと
・社会人3年目にして、定年まで1つの会社に居続けることが想像できなくなった
新卒で就職した会社に定年までいようなんて人生は今じゃありえないけど、
僕は3年働いてやっとそう答えが出ました。
・日本以外の世界や仕事を知りたくなった
当時の会社では、やる気のある上司とない上司の差が激しく、
もし、外国人の上司になったら僕とどのように接してくれるんだろう、とか想像してました。
・大学時代に母親から言われた英語学習のアドバイス
詳しくは後日掲載予定

2. 海外就職の流れ
海外就職したいけどなにから始めたらいいんだろう。
就職先を探すには4つの方法があります。
① 直接応募
応募したい企業が見つかれば直接応募でトライ。自分の実力を試せる上に、時間を無駄にしなくて済みます。
② 求人媒体へ登録し、自分で求人情報を見て応募
マイナビ、リクナビ、パソナ、DODA、JAC等といった求人媒体に出稿している企業の求人情報から応募する。
求人媒体によってはオファー機能(スカウト機能)というサービスがあり、あなたに興味を持った企業から直接オファーを受けられます。
③ 転職エージェント経由で応募
転職アドバイザーがあなたの経験や志向を考慮して隠れた求人情報を教えてくれます。
④ 縁故
海外で働いている知り合いがいればどんどん求人を教えてもらうなり、SNS経由でDMしてみるなり、紹介から採用が決まるケースは多いです。
いずれにしても、海外で就職するには日本語と英語の履歴書(レジュメ)・職務経歴書を事前に作成しておきましょう。

3. 求人例
実際に僕がフィリピンで就職する際にエージェントからいただいた求人例がこちら。
① 営業、生産管理(顧客対応や本社からの材料手配業務等)
給与:60,000~80,000php(約120,000円〜160,000円)
勤務時間:8:30~17:30
年齢:22~50
性別:問わない
休日:Sunday, Holiday(日曜、祝日)
勤務日:Five day work week, Working On Saturday(土曜日を含めた週5日勤務)
経験:Inexperienced , Fresh Graduate, Junior, More than 5years, Manager
(経験不問、新卒、第二新卒、社会人5年以上の経験者、マネージャークラスの方)
採用学歴:Bachelor(大卒)
英語力:Conversational(日常会話程度)
福利厚生:食事手当、携帯電話手当、ユニフォーム支給、昼食代支給、医療保険等
② 新規開拓営業(農業関連器具の販売等)
給与:70,000~90,000php(約140,000円〜180,000円)
勤務時間:8:00~17:00
採用年齢:22~40
採用性別:問わない
休日:日曜日
勤務日:Weekday, Working On Saturday(平日と土曜日)
経験:Fresh Graduate, Junior(新卒、第二新卒)
学歴:Bachelor(大卒)
英語力:Business(ビジネスレベル)
福利厚生:SSS, Pag-Ibig(住宅ローン), Phil-Health(健康保険)、ボーナス、インセンティブ
③ 提案型営業(ITインフラ・オフィス内装事業開拓営業)
給与:100,000~120,000php(約200,000円〜240,000円)
勤務時間:9:00~18:00
採用年齢:23~35
採用性別:問わない
休日:土曜日曜祝日
勤務日:Weekday(平日)
経験:Junior, More than 5years(第二新卒、社会人5年以上経験者)
学歴:Bachelor(大卒)
英語力:Business(ビジネスレベル)
3種類の求人例を挙げてみました。
・業種と職種によって求められる英語力が異なる
・日系企業の福利厚生は現地の法令に従い適切に整備されている
・やる気と努力次第で駐在員のチャンスが得られる
・給料は経験次第
・マニラといった都市部に日系企業の求人が多い
・営業だと製造系が多いのが特徴
4. 僕の海外就職例
▼ばぎおパパの職務経歴
22歳 新卒で小売業態に従事
26歳 初めての海外旅行で英語に感化。約4年と半年で退職。
27歳 フィリピン留学とオーストラリアへワーホリ
28歳 フィリピンで就職
31歳 本帰国、転職
現在 外資系企業に勤務
▼フィリピンでのきっかけは知人からのお誘い
僕の海外転職のきっかけは、すでに海外で働いていた知人からのオファーでした。
縁故に当てはまります。
「日本人スタッフを増員したいから」ということで、この機会を逃したら一生海外で働くことはないと判断して即返事!
ようやく海外で働ける夢が叶った瞬間でした。この喜びは今でも忘れません。
今はSNSが発達しているので、ちょくちょく検索をかけることをおすすめします。
新卒一括採用ではない海外ではすべてがタイミング次第です。

5. 海外就職のメリット
・アジアは売手市場
僕の知人である海外転職エージェントによると、アジアの日経企業は売り手市場だそう。
現地採用で若くてやる気のある日本人を喉から手が出るほど欲しいらしく、求人情報もたくさん。
実際、日系企業の人事担当者が20代の若者を現地採用したい、と僕に直接連絡したことも。
日系企業なら、福利厚生も充実していますし、日本人の文化的背景もあるので、
初めての海外就職ならリスクを最小限に抑えられます。
・アフター5で自己投資
僕が海外で働いていて大きく変わったのは仕事に対する価値観。
日本にいたときは「残業した人間が偉い」文化がはびこり、僕も思考停止で激務。
でも、海外でせっかく働くなら、「残業するもしないも自分次第」です。
僕が働くフィリピンも含め、海外では「残業するくらいなら人を雇え」が主流。
もしくは、部下の仕事量をマネジメントできない上司の責任能力が問われます。
従業員は契約した時間のみ働くことが当たり前。もちろん自分の意志で残業してもいいですが、
定時で帰って英語学習や読書、こうしてブログを書いたり、と
好きなことができる「可処分時間」は海外で働く大きなメリットです。
・貯金
フィリピンの物価は日本の1/2~1/3です。
収入が日本より下がっても、なぜか貯金は日本よりできてしまうチート具合。
・英語力
僕がいるフィリピンの場合は、非英語圏でも英語人口が世界第3位。
様々な国籍が同僚にいて、オフィスの共通言語は英語です。
「結局英語できなきゃダメじゃん…」って思われた方、
結論から申し上げると、「英語できなくてもなんとかなります」
実際僕はビジネス英語が完璧なわけではないですが、
僕の顧客は日本人が大半だったので、同僚とのコミュニケーションや上司との意思疎通では
TOEIC500点くらいでも全然大丈夫かなって印象。
非英語圏への就職は英語ができなくてもOPENなので、挑戦する価値ありです。
・グローバル人材としてのキャリア
途上国で働く日本人は好奇の目でみられることも多いです。
それは日本以外で生活したくない人の素直なリアクションです。
言い換えれば、途上国含め海外で働きたい日本人はそもそもマイナーなんです。
海外で正社員として働いた経験は日本で働くことになっても希少価値となります。

6. 海外転職のデメリット
・孤独
外資系の会社に転職すればオフィスに日本人はひとりなんてことも普通。
気軽に相談したり、悩みを打ち明けられるような関係ではなく、
僕のアイデアを外国人の同僚・上司に認めてもらうことから始まります。
結果が出るまではひたすら孤独ですが、助けてもらえる環境ではないことは成長にもつながりました。
・生活環境
海外での生活で一番困るのは衣食住といった基本的な生活。
僕は仕事で関わった顧客で「フィリピンの生活に耐えられない」、「日本でしか生活できない」
そんな日本人をたくさん見てきました。
残念ながら英語が好きでどんなに勉強しても、その国の文化に適応できなければ
仕事以外のストレスで自滅します。
海外旅行と住んでみるのとでは見る景色が違うのもまた事実ですね。
・職場で思い通りにいかない
日本人特有の察する文化も日本人だったらわかるだろうことも、海外に来れば通用せず
すべてが最初から学ぶ立場になります。
思い通りになることなんてまずないし、ありえないことも毎日起こるし、
でも、それを楽しめるようになる価値観は海外就職の賜物です。
・さすがにゼロ英語は無理
いくら英語ができなくてもいいとはいえ、YES/NOしか答えられないんじゃ話になりません。
毎日10分でOK、英単語だけでも会話ができるようになりましょう。継続が近道。
海外就職前に留学をして英語を身に着けたい方はフィリピン留学もアリ。
僕は前職を退職して6ヶ月間の格安留学で基礎英語を身につけました。
7. 僕が本帰国した理由
メリットの方が多かった海外での働き方ですが、僕たちは本帰国しました。
就労ビザの期限が迫り、ビザの更新はしない決断をしました。
・父親になって家族の健康を考えるようになった
僕が住んでいたフィリピンの田舎では、とにかく大気汚染がひどい。
街中で見かけるディーゼル車の排気ガスは明らかに喉や呼吸器官を痛めます。
僕も定期的に咳が止まらなくなり、息子が生まれてからは外出するたびに帰国を考えるようになりました。
どうしても耐えられない理由があるなら海外に固執する必要はないです。
・個人的なキャリアをもっと積みたい
今いる業界と会社の成長に限界を感じていました。
何事も裁量権をもたせてくれて仕事に取り組めたものの、異なる業界への意欲が湧いていました。
※余談ですが、仕事でお世話になった方々への退職のご挨拶はしっかりしておきましょう。
退職のご挨拶を通して、とある企業の社長さんからお誘いいただけたのも事実。
時代が変わってもお世話になった方々への配慮は大切にするべきだと改めて感じます。
8. 海外転職へのアドバイス
20代~30代で働き盛りにとっては、仕事も価値観も生活もかなり刺激的なのが海外です。
旅行では味わえない経験もたくさんできて、努力次第でいくらでも成長できる舞台。
行きたい気持ちがあるなら、行動するのみです。
具体的に必ずやっておくことを挙げます。
・己を知ること
「自分は転職先で何ができるのか」、「日本でどんな成果を出したのか」、「自分とは何者なのか」を客観的に伝えられるようにするため
紙面に書き出してみることをお勧めします。
書かないと忘れるし、自分を客観的に分析できません。とにかく、白紙に書き出してみて!!
・履歴書、職務経歴書の作成(日本語・英語両方)
書き出したら書類作成です。作成したファイルは無くさないようにバックアップを必ずとっておいて。
・転職エージェントに登録
先ほどシェアした求人情報を把握しておくためにも転職エージェントに登録することはマスト。
僕が利用したのはネオキャリア。
日本だけでなくアジア諸国に現地法人を持っていて日本人スタッフが対応してくれます。
現地の情報収集にももってこい。
・海外在住者のブログや実情を把握
仕事が決まっても、どんな生活になるのか想像できないのは危険です。
実際に生活すると、日本とは全く違う苦労が待っています。
どんなことが大変なのか、事前に調べておいて知っておくだけでも差が付きます。
まとめ
海外で働いてみたい、その思いだけでタイミングよく就職できた僕ですが、
実際に働いてみると良いことも悪いことも半分くらいだったかな、と。
ただ、昔の自分とは明らかに違い、自分の気持ちや行動に正直になりました。
思考停止で働いていた日本とは反対に、時間とお金の余裕がある分、
常に多方面で考えながら選択をしてきました。
海外に来て成長ができない、ということは(本人次第ですが)ないです。
いかに自分が働きやすい環境に自分でしていくか、海外で働くことは毎日が挑戦ですが
得るものは想像通り、大きかった!